SES、客先常駐で働くメリットは多いです【非エリートの戦い方】
SES、客先常駐で仕事をすることに対してネガティブな印象を持っている方はいませんか?
また、SESで働くメリットがあれば知りたいと思っていませんか?
僕はSESの会社に就職し、ネットワークエンジニアとして客先常駐をするところからITエンジニアとしてのキャリアをスタートしました。
現在ではフリーランスのエンジニアとして客先常駐していて、ネットワークのスキルだけでなくプログラミングを用いたインフラの自動化等など幅広い業務に関わっています。
もちろんデメリットも色々とありますが、SESのメリットに着目される事が少ないように思いましたので、今回は僕なりにSESのメリットを解説していきます。
本記事の内容
- SES、客先常駐とはどんな仕事?
- 客先常駐のメリット
- どんな方に向いている?
SES、客先常駐とはどんな仕事?
あまりIT業界に詳しくない方は、「ITエンジニア=所属会社のサービスを作る仕事」と勘違いしているパターンが多いですが、そんなことはありません。
例えばA社がとあるアプリを作成しているとします。A社にとっての自社サービスということです。
比率は会社によっても異なりますが、大企業ほど客先常駐エンジニアの数が増える傾向にあります。
僕がネットワークエンジニアとして最初に常駐した大企業は「自社正社員:客先常駐=1:9」でした。
客先常駐のデメリット
自社のサービスを持っていないという点や、常駐先に雇用してもらっているという点でも、客先常駐をするエンジニアの立場は弱いという感じになってしまうこともあります。
また、他社に常駐していると自社の社員と交流するということも少なく、会社への帰属意識が低くなってしまい離職率が高めとも言われています。
サービス提供している会社よりも人材を提供している会社が儲かるというのは滅多にないので仕方ないですね。
これらが一般的にSESの客先常駐業務にネガティブな印象を持たれてしまう原因となります。
それではここからは僕なりのSESのメリットを解説していきます。
客先常駐のメリット
自分が就職したいと思う自社サービスを提供している会社に就職できる方にとっては、客先常駐のITエンジニアとして働くメリットはありません。
そういった方には結構メリットがありますので安心してください!
メリットは大きく3つ
- 技術力アップのみに注力できる
- 複数の現場を経験できる
- 残業が少ないことが多い
技術力アップのみに注力できる
先程も言いましたが、正社員と客先常駐の比率が1:9の事もあります。
自社正社員としてお仕事をしている方は、チームの常駐メンバーの工数管理や見積もり作業などの管理業務がとても多いです。
技術的な内容やコードを書くような時間が思ったよりもとれないことが多々あります。
ITエンジニアとしてどんどんスキルを身に付けたい方にとって、それは大きなメリットであると言えるのではないでしょうか。
複数の現場を経験できる
1社に常駐する期間はその時々によっても異なります。しかし自分が現場を変えたい場合、営業に掛け合えば割と簡単に現場を変えることができます。
僕の場合、だいたい1年半ごとに現場を変更することでスキルアップしていくことを意識しました。
現在3社目に常駐していますが、現場それぞれの「良い点・悪い点」があるなと感じました。
これはエンジニアとしての価値を高める効率的な方法ですし、結果として自分自身の単価は上がっていきます!
残業が少ないことが多い
基本的には残業が多くて喜ぶ人はいないと思います。
プロパー社員として働いている方は残業時間が多いことが比較的多いように感じます。常駐業務の場合、基本的には他社の社員のためあまり酷使することはできないことが多いです。
僕は今まで月の残業時間が30時間を超えたことはありません。平均で5-10時間程度といったところです。
インフラエンジニアの資格取得は給料を上げるのにとても効率的です。興味がある方は読んでみてください。
どんな方に向いている?
まだスキルが未熟で、これからITエンジニアとしてスキルを習得していきたい方にはとても向いている働き方かなと思います。
必要なのは才能ではありません。自分がなりたいエンジニアのビジョンと覚悟を持って経験を積めば、必ず良いエンジニアになれると思っています!
また、客先常駐のエンジニアでも3-4年程のキャリアを積み上げフリーランスとして現場に常駐すれば、年収700万円程度は割と簡単に得られます。
まだ経験の浅いエンジニアが、SESへの就職を嫌がり悩むパターンもあるみたいですが、個人的には積極的に現場を経験してスキルアップを測ることが何より大切だと思います!
- > Engineer
- > SES、客先常駐で働くメリットは多いです【非エリートの戦い方】